今回そんな疑問について書いていきます。
目次
おとり物件とは、どういう意味?
おとり物件とは、実際には空きがないのに、入居者が募集されている物件のことです。
賃貸物件探しをした経験がある方は、一度は必ずこれに遭遇します。
ていうかむしろ結構多いです。
いい物件があると、「これおとり物件じゃね?」とまずは疑ってしまうほどです。
おとり物件は何のために存在する?
おとり物件が存在する理由はいくつかあります。
大きく分けると以下2つです。
1.アクセスが悪い不動産屋の客寄せのため
一番の理由はこれでしょう。
などの理由により、十分な集客が出来ていない不動産屋がよくやる傾向にあります。
具体的には以下の流れです。(例です)
ユーザ「この物件空きありますかー?」
賃貸仲介業者「この物件昨日で埋まっちゃいましたね~。でも弊社は他にも優良物件いっぱい揃えてますので、まずはご来店ください!」
ユーザ「う~ん。埋まっちゃったなら仕方ない。せっかく電話したことだしとりあえず行くかぁ~」
賃貸仲介業者「お待ちしております!(カモ一人ゲット!)」
実は私もこの流れで大して興味のない駅の徒歩10分のところにある不動産屋に吸い込まれたことがあります。
(多分自力でここにたどり着くことはまずないだろな~って場所です)
でもそういうとこに限って、その駅の近辺の物件に強かったりするんで、結局希望の駅付近の物件にめぐりあることが出来ない可能性が高いです。
やはり物件探しは、住みたい駅の周辺にある不動産屋に相談するのが一番だと思います。
(もちろん、店舗ごとの評価の良し悪しも重要)
⇒一番評判がいいのはどこ?賃貸仲介業者(不動産屋)おすすめ一覧!
2.掲載時期にタイムラグがある
これはまあ仕方ないっちゃ仕方ない理由なのかもしれません
物件を探すとき、SUUMOやHOMES等のサイトを見ることが多いと思いますが、
このサイトで掲載されている物件っていうのは、
というスタンスです。
なので、物件が消えても不動産屋がサイトに掲載終了の依頼をしない限り、物件の掲載は残り続けるわけです。
まー本来であれば物件が決まったらすぐにでも消してほしいのがユーザの希望ですが、契約者のキャンセル等の可能性もありますので、確実に物件が契約された と言えるのは結構時間がかかります。
おとり物件を見分ける方法
おとり物件の特徴
まずサイトの情報からおとり物件を見分ける方法ですが、確かな方法はありません。
ただし、以下の項目に当てはまると、怪しいといえます。
ただし、上記に当てはまったとしても本当に存在するというパターンもあります。
おとり物件かを確かめるには
賃貸仲介業者はまずは店舗に引き入れたがります。
内見を希望したとしても、まずは店舗で合流してから~という流れを取りたがるわけです。
そのため、電話する際は「現地で待ち合わせすることは可能ですか?」と聞いてみましょう。
不動産業者にそれを断る理由はありませんので、
もし断ってきたらそれはおとり物件でほぼ確定です。
あとは、私がよくやる手法としては、当日に電話してその日のうちに見に行く
という方法です。
まあそれでもとりあえず店舗に呼び寄せる業者は存在するわけですが、
そんな場合は速攻で店を出て、どっかに行きます。
まあ、時間は無駄になるわけですが、不動産屋は近くにいくらでもありますから、その足で別の不動産屋に行けばいいだけです。
おとり物件の少ない物件紹介サイトは?
おとり物件が存在しない物件紹介サイトというのは、存在しません。
ただし、サイトによっておとり物件の多い・少ないというのは確実にあります。
具体的には大手のSUUMOやHOMESなんかはおとり物件の少ないサイトとして有名です。
というのも、物件の更新スピードが早いからです。
逆にアパマンショップやいい部屋ネット等は物件情報の更新スピードが遅いと言われており、その分おとり物件の確率が高くなっています。
まとめ
おとり物件という手法が横行しているのがまずあり得ない業界だと思うんですけど、
実際にはそれがもう当たり前みたいになってて、不動産屋も不動産屋の苦悩があるのかもしれません。
ただし、客としての私たちがおとり物件に引き寄せられて、そのままなし崩し的に契約してしまうというのは、
健全に運営している不動産屋が損をしている
といっても過言ではありません。
もちろん、おとり物件など使わず正攻法で営業している不動産屋さんは多くいます。
理想はおとり物件経由で選んだ不動産屋さんではなく、評判のいい不動産屋さんから親身になって物件を探してもらい、契約するのが一番ですよね。
そのためにもおとり物件には騙されず、失敗しない物件選びをしましょう。