お部屋探しの前段階!内見時に確認しておきたい7つの注意点

お部屋を探すときって、どんなことを考えて探しますか?

お部屋探しの条件で譲れないことって、どんなことですか?

一般的には下記の5点、

①家賃の金額

②部屋の間取り

③学校・職場への距離

④交通の便が良いかどうか

⑤商業施設の有無

このような内容が多いと思います。

人それぞれ、お部屋を借りるときの条件はあると思いますが、生活がスタートしたあと、

『もっと○○だったら良かった』

と思わなくていいように、内見時に確認しておきたい注意点をあげておきます。

水回りの裏に収納がないか

私が部屋を探す際は、いつもこの点を1番に確認します。

水回りといえば、台所や風呂場・トイレのことですが、なぜ水回りの裏に収納があるといけないのでしょうか?

風呂場を想像してもらうと分かりやすいのですが、風呂場は、水が漏れないような壁や床になっています。

水が漏れない(浸透しない)ということは、それだけ湿気が中にこもるということです。

ですから、お風呂に入ったあとは窓を開けたり、換気扇を回したり、浴室乾燥機をかけたりしますよね。そうしないとすぐカビだらけになってしまうからです。

その点を踏まえると、水回りのある壁は防水対策がしっかりとられているため、湿気の逃げ場がありません。ということは、その裏が収納だった場合、その収納も湿気の逃げ場がないということになります。

風呂場は湿気対策がしてあるので良いのですが、クローゼット・収納はどうでしょうか?

比較的新しい物件のクローゼット・収納には、換気口が設けられているものもあります。しかし年数が経っている部屋は、換気口が設けられているような収納は少ないです。

換気口が設けられていない場合、湿気取りを頻繁に入れ替えるか、クローゼットや収納を開けっ放しにしておかないと、すぐに衣類や布団などがカビだらけになってしまいます。

その手間を考えると、はじめから水回りの裏に収納がない部屋を選んだ方が良いのではないかと思います。

空気の入替ができる窓の配置か

掃除をするとき、空気の入れ替えをしますよね。

また春や秋など、冷暖房器具が必要ない時季は電気代節約のためにも、窓を開けて新鮮な空気を入れたいですよね。

そんな時、窓の配置はとても重要になってくることをご存知でしょうか?

1Rの部屋でも、3LDKの部屋でも同じです。

一番長く過ごす部屋の窓(例えばリビングなど)と、対角線上に窓があるかどうか?

を確認してください。

例えば1~3LDKの部屋だったとしたら、リビングの窓から見て、反対側の寝室の窓は対角線上にあるか…直線上ではないか…ということです。

1Rだったら、同じ部屋の中に対角線上に窓があるか。もしくは部屋の窓から見て、玄関やキッチン側に窓はあるかということです。

1Rだったら、対角線上に窓はないかもしれません。その時は対角線上に換気口が取り付けられているかを確認してください。

空気の流れは、直線上で窓を開けるよりも、対角線上に窓を開けたほうが空気の流れが良くなります。

1階なので窓を開けるのはちょっと…
上の階なので、そこまで窓が開かない

ということもあります。15cmほど窓が開けば、十分空気の入れ替えが出来るので心配は要らないです。ぜひこの点も内見時に確認してみてください。

コンセントの位置・テレビアンテナ端子の位置/BSの有無

何気ないことのような気もしますが、コンセントの位置・テレビアンテのナの端子の位置も確認しておくと便利です。

ベッドや本棚、収納などを好きなように配置したくても、コンセントがなかったり、隠れたりするので別の位置に移動しなければならないこともあります。

テレビも同じです。

物件によっては全部屋にテレビアンテナ端子がない部屋もあります。

テレビを置こうと思っていた部屋にテレビアンテナの端子がなかった…ということがないようにシッカリ確認しておきましょう。

その際は、BSの有無を一緒に確認しておきましょう。

BSもしっかり見ることができる部屋なのに、知らなかったというだけで繋いでいなかったら、何となく損した気分になります。繋ぎ方が分からない人は、google先生に確認してみましょう。

 

防水パンの大きさと、蛇口までの高さ

最近は、洗濯から乾燥まで全てこなしてくれる全自動洗濯機を持っている人が増えてきました。その中でも、ドラム型洗濯機と言われる種類の洗濯機をお持ちの人、もしくは、これから購入しようと考えている人は注意が必要になります。

どの洗濯機を置くにも、防水パンの有無と大きさは確認が必要ですが、更にもう一点確認してもらいたいのは、洗濯機を繋ぐ蛇口の位置(高さ)の確認です。

ドラム型の洗濯機は、想像するよりも高さがあり、築年数が経っている建物だと蛇口の位置が低すぎる場合があります。

洗濯機本体で蛇口を塞ぎ、うまく繋げることが出来ない場合があるので、余裕をもった高さがあるか確認してください。

それからドラム型の洗濯機を置いたときに、洗濯機の蓋が開閉できるスペースがあるかどうかも確認してください。

インターネット環境

最近、はじめからインターネット環境が整った部屋が多くなってきています。

その中でもインターネット使い放題ということが売りのお部屋も多数あります。

携帯電話やタブレット、パソコンを使用する際、インターネットやWi-Fiが元から使える・使い放題のお部屋であれば、生活費に余裕ができ、とてもお得ですよね。

ただ無料で使い放題という言葉で注意してもらいたい点があります。

確かにインターネット使用についての請求はないとしても、別の形で請求されているケースもあります。家賃・共益費・管理費に最初から上乗せされていたりすることもありますので、そこは注意が必要です。

営業担当者に内容をしっかり聞きましょう。

また戸数の多いマンションだと、稀にインターネットのスピードが遅くなる場合もあるので、その点も確認しておきましょう。

一人暮らしを始める前に知っておきたい!「インターネット環境」の選び方

プロパンガスか都市ガスか

ガスを使用するタイプの部屋の時は、プロパンガス・都市ガスのどちらを使用するのかを確認しておきましょう。契約前に説明される重要事項説明書にも書いてあるはずですが、自分たちでも簡単に見分ける方法があります。

キッチンには、ガス漏れを知らせる警報機が必ず設置されています。

プロパンガスは空気よりも重たいので、警報機はキッチンの下のほうに設置してあり、逆に都市ガスの場合は空気よりも軽いので、警報機はキッチンの上のほうに設置してあります。

上にあるか下にあるかで、プロパンガスなのか都市ガスなのかを見分けることができます。

ではなぜプロパンガスか都市ガスかを見分けておいた方がいいのでしょうか。

これは私の実体験にも基づいているのですが、プロパンガスはガス代が非常に高いです。

同じ使い方をしていても、都市ガスに比べ、ガス料金が倍近く違うこともありました。

都市ガスは天然ガスで、道路下のガス管を通じて家庭へ供給されています。またプロパンガスはプロパン・メタンなどの液化石油ガスで、プロパンガスが入ったボンベを業者が設置し、家庭へ供給しています。

1ヶ月のガス料金を考えれば都市ガスの方が断然お得!と感じますが、実はプロパンガスは都市ガスに比べ、火力が2倍ほど強いのです。

ですから料理にこだわる人は、プロパンガスの方が良いかもしれません。

逆に節約料理をせっせと頑張っているような私のような人は、都市ガスの方がガス料金は安く済むのでオススメです。

また最近地震などの災害が頻繁に起こっていますよね。

都市ガスは先ほども説明したとおり、道路下のガス管を通じて家庭へ供給されているため、地震などの災害時には復旧まで時間が掛かります。

それに比べプロパンガスはガスボンベを設置するだけで済むので、復旧まであまり時間を要しません。

それぞれのメリット・デメリットを考慮し、自分に合う方を選ぶようにしてください。

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管理会社はどこか。緊急時は?

何か起こったとき、真っ先に連絡するところと言えば、その部屋の管理会社になりますが、この管理会社を正確に把握していないと、何か起こったときに、とても面倒な事態になってしまいます。

部屋の賃貸借契約をした不動産会社の営業担当者は、あくまで仲介するだけです。

例えば、

・『水漏れしている』

・『駐車場でトラブルが起きた』

・『共用部分の物を壊してしまった』

などで業者に連絡を取りたいとき、その不動産業者の営業担当者に連絡をしたところで対応してくれません。

契約時に

・管理会社はどこか

・緊急時の連絡先

を把握しておきましょう。

それに伴い、一度その管理会社のホームページ等を見ておきましょう。

私はこれで一度失敗したことがあります。

学生の頃、安い家賃に惹かれ入居していた部屋がありました。

年末にとても寒い日があり、夜中に水道管が破裂してしまったのです。

まだ若い頃だったので、どうしていいか分からず、ひとまず契約をした不動産業者に連絡を入れましたが「管理会社は別になります」と言われ、管理会社の連絡先を教えてもらいました。

しかし年末だったため、年末年始の休みに入ってしまっていたのです。

ずっと休み明けまで水道管破裂のままでした。

今考えると、年末でも開いている水道業者に連絡を入れ、あとで家財保険の請求をすれば良かったのに…と考え、呆れてしまいますが、その時は『部屋のことは全部不動産業者に聞かなければいけない!勝手なことをしてはいけない!』と考えてしまっていたのです。

部屋の契約をするときは、何か起こったときの連絡先を把握しておくことが大切です。

また管理会社の連絡先が分かっていても、時間外に何か起こってしまっては意味がありません。一度ホームページ等を確認し、時間外でも対応してくれる連絡先をメモしておいてください。時間外で対応してくれる管轄がない管理会社での契約は、あまりオススメできません。

良い物件の基準!性格のいい大家さんを選んだら間違いない理由とは

以上7つの注意点を挙げました。

他にも個人で気になることがあれば、契約前にしっかり営業担当者に確認していただき、新しい部屋で、新しい生活をスタートさせたあとも気分よく過ごせるような部屋を見つけていただきたいと思います。

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