物件選びで迷ったら、何を重視するか?妥協点とするか?で考える

物件選びでは限られた予算の中で、より希望に近い物件を探さなければいけません。

当然そこには、”譲れない点“と”妥協しなければいけない点“があります。

物件選びは、自分の気持ちとの相談も必要なフェーズです。

この記事では、物件選びの際の参考として私が物件選びの際に重視したポイントと、妥協したポイントについて書いていきます。

もちろん、人それぞれ価値観は違いますので、あくまでも参考として見てくださいね。

重視した条件とその理由

まずは、私が物件選びの際に重視した条件と、重視した理由について書きます。

物件から勤務先や学校まで、ドアTOドア30分以内

私の価値観では、通勤時間は人生において最も無駄な時間の一つであると考えています。

よって重要視するのは、家から職場まで近いか?ということです。

この時考えたいのが、ドアTOドアで30分以内 という部分です。

※ドアTOドアとは、家のドアを空けてから勤務先のドアを開けるという意味

ドアTOドアで考えなければ、駅同士は近いけど歩く時間を考えたら思ったより近くなかった・・・ということが結構あります。

ドアTOドアの時間を調べるツールのおすすめは、以下の2つです。

・googleマップのルート検索
SUUMOの「通勤・通学時間から物件検索」機能を使う

ただし、一般的に職場から近ければ近いほど(都心部にオフィスがあるケースが多いため)家賃は高くなる傾向がありますので、予算との兼ね合いも考える必要があります。

バス・トイレが別

これも人によるんですが、私は嫌でしたね。

まず風呂入るときにトイレが目の前にあるという状況が我慢できない。

基本は湯船に浸かりたいなんですが、リラックスしてるときに目の前に便器があったら嫌ですよね。

なのでバス・トイレ別は絶対条件です。

ただ人によっては全然気にならない人もいるようです。

温水洗浄便座機能付きトイレ

ウォシュレットを使いたい人や、冬にトイレするときお尻がヒヤッとなるのが嫌な人は必須になるかと思います。

私はウォシュレットは基本使わないんですが、小さい便器でトイレをするのがストレスになりますので、これは必須条件です。

(温水洗浄便座機能付きのトイレは、大きめの傾向がある)

賃貸物件探しでは、風呂場とトイレを重要視するべき理由と、最適な選び方

洗面所独立

洗面所独立タイプではない物件の場合、洗面所は風呂場に置いてあります。

私は朝の用意をする時にいちいち風呂場に足を踏み入れたくなかった(前の日の水滴が床に残ってたりしますしね。)ので、これも必須条件でした。

あと風呂場の鏡はよく曇るのが嫌です。

コンロ二口以上

この条件は自炊の有無によって変わります。

基本的に自炊をしない。もしくはたまに自炊する程度の人はいらないと思います。

私の場合は基本的に自炊で生活していますので、コンロが二口ないとストレスになります。

ただし、最初は張り切って自炊するもいつの間にかコンビニ通いだった、ということはありがちですので、これを必要条件とするかはよく考えましょう。

めちゃくちゃ便利!一人暮らしはスーパーやコンビニが近いほうが絶対に良い理由

エアコン設置済み

これは絶対重要です。

エアコンがない生活はかなりキツイです。考えられないですね。

私は特に暑がりなので、エアコンがないと本当に夏は死にかけます

ただし、寒い地方にいる人の場合は必須ではないかもしれませんね。

都市ガス

・都市ガス
・プロパンガス

賃貸物件のガスは、上記のうちどちらかです。

ガスの質は両者で違いはありません

しかし、利用料金は都市ガスとプロパンガスで全く異なります。

具体的には、都市ガスよりプロパンガスのほうが倍くらい高いです。

そのためなるべく安い家賃の物件を選んだとしても、結局高い出費が出ることにな、意味がないですね。

個人的にはこれは必須条件ですね。

陽の光がしっかり入るかどうか

これは住んだら分かるんですが、陽の光が入るかどうかっていうのはかなり重要です。

陽の光が入らなければジメジメしてカビも生えやすくなりますし、メンタル面でも弱くなりがちになっていきます。

住んでみないとなかなかイメージできないと思うんですが、住んだら分かります。

やっぱり人間は、太陽の下で生活するのが基本なんだなと思います。

初めての一人暮らしでは無難に陽の日当たりが良い部屋に住みましょう。

日当たりは「南向き」が最適ですが、東・西でもOKです。

ただし、「北向き」だけはやめておきましょう。圧倒的に日あたりが悪いです。

賃貸物件探しにおいて「南向き」にはどのようなメリットがある?

部屋の広さは専有面積で選ぶ

部屋の広さは何畳の広さかを見るより、専有面積を見ましょう。

専有面積とは、部屋だけの広さだけでなく、トイレ、バス、廊下等も含めての全体的な敷地面積を言います。

具体的にどれだけの広さがあればいいのか?というと・・・

1人暮らしなら30㎡~
同棲なら45㎡~

上記を目安に考えると良いです。

最適は1LDK?同棲する際に選びたい、カップルが長続きする間取りと広さ

築年数15年以内

築年数はやっぱり大事です。

最近リノベーション住宅なんかも出てきてますが、いくら表面的に新しくなっていても配管等根本的な部分はリノベーションできないので古いままです。

そうなると生活上どうしても古さを体感してしまいます。

また、築年数が古い賃貸マンションのデメリットと注意点でも説明していますが、1981年6月以前の物件は、地震の耐震基準が弱いという傾向があります。

※1981年6月に耐震基準の法改正があったため

そのため、出来れば新耐震基準を適用されている物件のほうが安全です。

2F以上

何故1Fがダメなのかというと、以下のデメリットがあるからです。

  • ゴキブリや蚊等の害虫が入ってきやすい
  • ベランダに道路が面していた場合、通行人から中の様子を見られる

一般的にゴキブリや蚊は、高ければ高いほど出現の可能性が高いといわれています。

私は虫が大嫌いなので、2F以上は必須条件です。

※ただし、2F以上でも普通にゴキブリを見ることはあります。

妥協した条件とその理由

ここからは、逆に妥協した条件とその理由について書いていきます。

角部屋

角部屋のメリットは、面している部屋が一つ減るということです。

そのため、両隣に住人がいるパターンよりは少しだけ静かな傾向があるようです。

確かに角部屋のほうがうれしいですが、私はここは妥協しました。

何故なら、角部屋に限定してしまうと選択肢がめちゃくちゃ減るからです。

まあ当然ですよね。角部屋を必須項目にしてしまった場合、

1フロア5部屋あったとしたら、そのうち2部屋しか住めない=選択肢が2/5になるということですから。

これではいい物件に出会う確率は格段に落ちると考えています。

ペット相談可

これは妥協というか逆にペットを飼わない人は外したほうがいい項目です。

ペット可の物件は、逆に言うと他の部屋ではペットが飼われている可能性が高いということ。

ペットの爪の音や鳴き声が頻発している可能性が高いということです。

また、ペット欲しくなることもありますが、本当に飼えますか?ということですね。

無責任にペットを飼って、忙しくて構ってやれない・・・⇒結果ペットを不幸にしてしまうのなら、飼ってはいけませんよね。

一人暮らしで犬や猫を飼うことは出来る?方法と注意点

IHコンロ

IHコンロのメリットは、

  • ガスコンロに比べてちょっと経済的
  • 火事のリスクがかなり減る

という2つです。

ガスコンロ入れっぱなしで外出しちゃいそうなおっちょこちょいな人は、IHのほうが無難かもしれませんね。

火事を起こしてしまうと本当にダメージが大きいですからね・・・。

オートロック

私は男性なので、オートロックは必要ないと考えました。

女性ならあったほうがいいでしょう。

特に治安の悪い地域に住むのであれば必須だと思います。

夜中に変質者が部屋に入ってきた・・・、ってこともあり得る世の中です。

自分の身は自分で守る必要があります

1階は危険?女性の一人暮らしで気をつけること注意点のポイント6

追い炊き機能

同棲している人ならあれば便利です。

ですがまあ、これを必須に入れるというほどではなかったです。

インターネット無料

インターネット無料を謳っている賃貸物件は多いですが、

イメージとして一つの回線をマンション全体で共用しているケースが多いため、通信速度が遅かったり、通信が途切れたりすることが多いです。

そのマンションに一人でもヘビーユーザーがいたら、その人が回線を独占しちゃいますからね。

オンラインゲーム等の高い容量の通信をする場合は、結局自力で回線を引かなければならない、なんてこともあるので注意が必要です。

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家賃について

最後に、家賃についてのお話をしておきます。

家賃は安ければ安いに越したことはないですが、安い理由というのは必ずありますので、それは考えたほうがいいです。

賃貸を考えるとき、安い理由(築年数が古い、風呂トイレ別ではない等)を考え、その理由が自分にとって許容範囲なのかどうか?で考えると、満足度の高い物件にめぐり合うでしょう。

なお、安くて条件も良いなんて物件がたまにありますが、おとり物件かもしれないという疑いは常に持っておいてくださいね。

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まとめ

上記の条件は、私の価値観をもとにした条件です。

人によって基準は当然異なりますので、あなた自身の基準で物件探しを開始してみてください。

賃貸情報サイトで希望条件を選んで検索すると、その基準に沿った物件が表示されますので、そこから範囲を絞っていけば、おのずと自分の希望条件にあった物件が見つかるのでオススメです。

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